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「横浜FCvs愛媛FC」観戦記 ~変わらないものと、変わろうとする気持ち~
この試合が「3月11日」に行なわれたという事で、試合前の「14時46分」に黙祷が捧げられ、そして、試合開始前にも両チーム選手達が輪になって並び再度、黙祷が捧げられました。
あの、東日本大震災発生から1年。今もなお、様々な形で「爪痕」が有形無形で残る中で、Jリーグの試合がこうして行なわれる事に対して、何とも言えない感謝の気持ちを抱いたものであり、試合が行われ観戦できることがごく当たり前の「日常」の光景として送られている。そんな事実を噛みしめながら、この試合に思いを馳せたものでした。
そんな「変わらない光景」を目前にして、横浜FCは何をすべきか?昨季の試合内容がそれこそ散々たるものだったのは、選手やサポーターの誰もが痛感しているものであり、そこから「変わろう」とする思いはどこのクラブの選手・サポーターよりも強いものだと思っていましたが・・・
前半の内容は、それこそ目を覆わんばかりのもので、愛媛のツートップ(有田・小笠原)がしっかりしていれば5点は取っていたのでは?とも思える有様。
愛媛の「攻め手」は、3ラインがしっかりとプレスを掛けていき横浜FCのボールの出所を素早く封じ込めようとするもの。そこを横浜FCとしては、本来ならば大きなクリアで愛媛の3ラインを間延びさせつつ前線から仕掛けて自らのペースを取り戻すべきところを、DFラインから細かなパスを繋いでいこうとする戦術に拘り続け、まんまと愛媛の術中に嵌まってしまったもの。これで、有田や小笠原に十分な「決め手」が備わっていれば、その時点で「終了」だったと思います。
この辺の原因を探るとすれば、一つはホベルトに頼り切ろうとする姿勢で、もう一つは渡邉のコントロールするDFラインがまだまだ成熟しきれていない事と見ています。既に、一昨年の戦いぶりから分かる通りに「横浜FCのキーマンはホベルト」というのが各クラブの共有した見方であり、ホベルトには複数人がマークしてボールを奪い去る戦術を徹底。そして、もう一点のDFラインについては、両SBのどちらかが下がって守る点は前節(vs水戸戦)から修正されてはいるものの、ホベルトの所でボールが奪われて素早く攻撃に晒されると、あの手この手で脆い所を愛媛の攻撃陣に突かれてしまう有様。更には、変に後方から細かいパス繋ぎを試みようとしてもパスの出先を尽く潰されてはどうにもならず、これでよく失点ゼロで済んだな、というものでした・・・
後半に入ると、大久保の1トップで高地がトップ下に入るなど中盤に厚みを持たせると、ホベルトへのマークも薄れ中盤での起点作りが上手くいき、内田を起点として硬軟織り交ぜた攻撃を展開。
シュートまで持ち込む場面は残念ながら少なかったものの、内田のドリブル突破や大久保のポストプレイなど、サポーターをワクワクさせる場面は確かにあり、前節の前半のような展開に夢を抱いたのは間違いないところでしょう。
しかし、何度となく攻め立てながらも最後の詰めの部分で一歩及ばず、時には愛媛のカウンターを食らいながらも一進一退の攻防の中で互いに詰めが甘く、結局スコアレスドローで終了。まさに「痛み分け」の内容だったと思います。
このように、前半を見る限りは昨季の悪いパターンを「変わらないまま」で引きずり、一方では後半のように攻め立てる様は「これから変わろう」とする要素を垣間見させたもので、これは前節とは後先が逆ではあるものの、昨季から「変わっていく気持ち」は限定的ながらも見せてきている。何とも締まらない試合の中でも、そんな部分に僅かながらの希望を見出す構図というのは、前節と変わらないものでもあり、「変わっていこう」とするものだと感じたものです。
既に震災発生から1年が経過し、何か変わっていこうとする動きも世情から見受けられる中、横浜FCも昨季から「変わろう」としている事実。なかなか上手くは行かない状況ではありながらも、その意識だけは確かなもののように感じたものでした。
ただ、今後に向けては、その意識を如何に根付かせ形あるものに変えていくか。震災復興はなかなか形として表れてはいない現状に避難された住民の方達の苛立ちも垣間見られている今、横浜FCが「変わろう」と意識してもそれが形にならなければ、サポーターの苛立ちも高まるばかり。この辺で「国政の真似事」はせず、速やかに形作りを進めていけるよう、クラブには強く求めたいところです。
でも、攻撃的な試合の流れは見ていて楽しい!!
新生横浜FC期待してます!!
こんばんは。コメントありがとうございます。次回からは是非、名前の記入もお願いしたいところです。
さて、前半はどうにもならない展開でしたが、後半はそこそこ期待できそうな展開となり、そこに希望を見出したいところですね。これが、90分継続してできれば・・・
また、よろしくお願いします。
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