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「横浜FCvs湘南ベルマーレ」観戦記 ~念ずれば花開く~
何とも劇的な「約2ヶ月半ぶりの勝利」でした。
試合そのものは、85分経過のあたりまでは湘南のペースで進んでいたのは間違いないところでした。1トップの田原が身体を張って起点を作り、アジエルが田原にボールを供給し、その周りを高山や菊池がかき回す・・・といった感じに多彩な攻撃を仕掛ける湘南に対して、横浜FCは中盤より前でボールを運ぶ事もままならず苦戦を強いられたのも止む無しか、という展開で進んでいた。そんな感じでした。
ただ、1-2のスコアから膠着状態となったところで、先に岸野監督の「仕掛け」が発動し、まずはエデルを投入して野崎をボランチに下げる「奇策」。その後、フランサと荒堀を同時に投入してギャップを生み出したのが、結果として湘南のDF陣の意識に微妙なズレを生じさせたのでしょうか。
そうとでも考えないと、交代カードを使いきって暫くして、前触れもなくサイドチェンジで揺さぶって藤田優のアーリークロスから湘南DF陣の裏を突いて荒堀が叩きつけるようなヘディングシュートで同点、という結果に結びつくとは到底思い付かなかったところ。そして、ゲームプランが完全に崩れた湘南イレブンが浮つく中で、勢いに乗り切った横浜FCが遂には逆転に成功・・・と、ここまで出来過ぎなドラマというのもそうそう無いような気がします。
それでも一つ言えるとすれば、負け続けている中で「もういい加減無様な姿を見せられない」と一念発起したように横浜FCイレブンが懸命に動き回った「成果」なのかな、と考えられるかな、と。明らかに湘南ペースで試合が進み後手に回らざるを得ない展開ながらも懸命に食い下がり、湘南イレブンを焦らせて「ギャップ」を生み出したゆえのものかもしれません。それこそ、荒掘の同点弾の直前の頃合いでは、湘南の両SB(臼井と鎌田)と前線の間にスペースが広がり、そこを活用できたのが大きな要因とも思えてならないものかと。
さらに、「逆転劇」のきっかけとなったコーナーキックは、セカンドボールの奪い合いの中で湘南の永木がボールを追うのを「止めてしまった」ゆえのもので、この辺になって来ると湘南イレブンの気持ちにも「プツリ」と何かが切れたかのように集中力を欠くかのような有様で、結果として「横浜FCの勢いに押し切られた」格好になったものでしょう。
逆を言えば、苦しい展開でも諦めない気持ちを持って臨み、交代枠の活用をあえて「ギャップ」を生み出すことで湘南の思い描いたイメージを打破できた。そうとも受け取れるかもしれません。
しかし、もし仮に岸野監督がそこまで読み切っていたとすれば本当に「策士」なのかもしれないところでしょうが、これまでの采配を見る限りでは「嵌まった」ようにも見え・・・・(汗)
そうなると、監督もそうですが、選手達も一丸となって「負けてたまるか」という執念を見せた結果なのか、と。「虚仮の一念岩をも通す」ではないですが、それまでどうしようもなかった横浜FCイレブンが必死に戦って得た成果が、この試合での「劇的な逆転勝利」というものだったのでしょう。
いろいろ考えた中での成果かもしれませんが、あえて言うなら「気持ちの差で湘南の足を止め、押し切った」そんな感じに受け止めていきたいと。
そんな訳で、これが8月以来の勝利となり、最早リーグ戦を戦うにあたって「今更」な感も否定できないところではありますが、せめてもの慰めは「全員が奮闘してきた結果で得た勝利」だということかと。今回の試合で「得たもの」を忘れずに、今季の残り3試合を戦い抜いて行って欲しいものです。
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