「大日本プロレス・横浜赤レンガ倉庫大会」観戦記（10.06.25.）

2010 - 06/27 [Sun] - 22:19

　「１５周年記念大会」から２ヶ月弱。BJW認定デスマッチヘビー級王者の座に就いた伊東竜二を巡って、どのような動きがあるか？というのが注目された感じでしたが、いよいよ「動き出した」感じですかね。
　ただ、この大会が始まる前までは「何となく流れ的に挑戦者は竹田（誠志）かな？」という感じでしたが、この「赤レンガ大会」でその流れで固定化され、翌々日（6/27）の後楽園ホール大会でもって「次回の後楽園ホール大会（7/30）で伊東vs竹田でタイトル戦決定」という感じに決まった模様です。

　で、この大会で見た竹田はというと、昨年に（当時王者だった）宮本に相対した時と比較しても、何か「狂気」というか「向こう気の強さ」を前面に押し出して、メインの６人タッグ戦で伊東どころか（伊東のパートナーである）貴や宮本だけでなく、自分のパートナーである星野に対しても「足引っ張るんじゃねえ！」と試合後に足蹴にしたりと、それこそ「手の付けられないところ」を見せた感じでしたかね。何だか「寄らば噛みつく」といった危険な雰囲気を醸し出してたような。
　そんな竹田の奮闘も虚しく（？）、このメインの試合では王者・伊東がドラゴンスプラッシュで星野から３カウント。危なげなく「貫録勝ち」といったところを見せ、「長期政権」を見据えようとした雰囲気でした。歴戦の猛者に相対する新進気鋭の若武者がどう立ち向かうか、この先注目が集まるところですかね。

　ただ、この大会に限って言えば、メインよりセミファイナルである「佐々木義人vsネクロブッチャー」の方が衝撃度が大きかったような（瀧汗）
　このセミの試合は「シングルマッチ」としか書かれておらず、いわゆる大日本で言う「通常ルール」の筈なんですが、ネクロさんの「仕掛け」が凄まじいの何の。で、一応箇条書きで書いてみると、
　・入場時にリング下からいきなりパイプ椅子を大量に持ちだす
　・それをリング上に放る（汗）
　・さらにはリング固定用？の鋭利な金具もリング下から持ちだす（汗）
　・入場してきた義人をゴング前に襲撃
　・持ちだした金具を駆使して義人を大流血に追い込む（瀧汗）
　・勿論、観客席（あらゆる場所で）にホイップ
　・しかも、パイプ椅子を沢山折り重ねたところに義人を投げつけようと（汗）
　・しかしこれは逆に義人に投げ返されるバンプ（瀧汗）
　・ただ、性懲りもなくリング上で同じようにパイプ椅子を折り重ねる
　・今度は見事に（三沢光晴ばりに）義人にタイガードライバーを椅子上へ（激汗）
　・更にはトップロープから折り重ねた椅子に向かって雪崩式ブレーンバスター！
　・自らも背中を思いっきり打ちつけ悶絶・・・

　・・・・・・う～ん、まさに「バカガイジン」ここに在りき、と言うしかなかったです。それこそ、唖然呆然として見ている他無かったというか。
　ネクロブッチャー、本当に「ヤバい」です（瀧汗）


　しかし、この試合で勝ったのは佐々木義人の方だったりするのですが。義人も義人で、本当に凄いです（汗）

　まあ、この大会を見て思ったのは、何とも「鬼気迫るものを感じた」という感じでしたかね（汗）。
　ただ、こういう殺伐とした感じがまた「デスマッチ団体らしい」といえば「らしい」んですが。そして、メインが終わった後でもニッコリと「営業スマイル」を忘れない選手達に脱帽です（笑）

　とりあえず、7/30の後楽園ホール大会のチケット、押さえようかな・・・？