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「第77回東京優駿」観戦記
いやはや、もう何とも言えない「モヤモヤ感」を感じたものでしたか。
史上空前とも言える好メンバーが揃った今回のダービーの決着は、それこそ予想もつかない展開によって結果も予想外・・・というものでは、まさしく「狐につままれた」面持ちだったかもしれません。そして、目黒記念も何とも言えない感じの決着では、それこそ「モヤモヤ感」が更に色濃くなってしまい、思いっきり消化不良のまま競馬場を跡にすることに。この日はトータルでプラス収支に何とか持ち込んだと言っても、ダービーを外した事もあり、それこそ「勝利感」は無かったですかね・・・。
肝心の、ダービーのレース展開については、それこそ「予想外のスローペース」に尽きるでしょう。
アリゼオの、というよりウィリアムズ騎手の作り出したペースは、最初の1000mで1分1秒台。そこまでならまだしも、そこから1ハロン13秒台にまで落ち込むラップタイムがあるなど、さらにスローな展開に。アリゼオのスプリングSでの勝ち方を考えたら、これではアリゼオ自身の持ち味をも殺しかねない「共同通信杯での失敗」をここで再現したのですから、レース前に「おそらくはそんなに遅くはならない」と想定した展開が完全に崩れ、まさかの「上がり3F勝負」となった末に、エイシンフラッシュとローズキングダムが抜け出してエイシンフラッシュに凱歌が上がった、というところでしょうか。
ヴィクトワールピサは、道中内ラチ沿いで脚を溜めようとしたものの予想外のスローで馬群から出れない状況に陥り、一方のペルーサは出負けが響いて思い通りのレースを作れずスローで一塊りになる中で余計に脚を使ってしまった感。このように、「2強」が自分の持ち味を発揮できずに連にも絡めなかったあたりが、何とも言えない雰囲気を作り出したものと言えそうです。
それでも、もちろんエイシンフラッシュの勝利は見事であり、鞍上の内田博幸騎手の好リードもあったと思います。ただ、さすがに「予想外の展開」からどうにも今回の「事態」を上手く呑み込めないファンも多分多いでしょう(自分含め)。そんなファンの「困惑」を払拭させるために、エイシンフラッシュの今後の進路は大きな注目を集めそうです。
そして、そんな「モヤモヤ感」に包まれたダービーの雰囲気を払拭しようと多くのファンが居残った目黒記念は、それこそまた「不可思議」というか「不可解」とも言えるような決着で、「モヤモヤ感」をより一層増幅させてしまった感があり、競馬場を跡にするファンのほとんどが何とも言えない表情だったのが印象的だったというか・・・
それにしても、長年競馬観戦を続けていて、今回のような「不可解」というか何とも言えない妙な感情を抱えたまま跡にするというのも、本当に珍しいものだったかも、そう考えると、今回のダービーが終わっても尚、この「狐につままれたかのようなモヤモヤ感」はそう簡単に拭いされそうにもありません。もっとも、これで「競馬を止める!」という程の絶望感がある訳ではないのは、救いといえば救いであり、だからこそ逆に「妙な感覚」だったりするんですよね・・・・・。
何とも、悩み深い決着となったダービーだった、というのが今言える「全て」だと思います。
1着:エイシンフラッシュ
皐月賞3着時でもイメージを定め切れなかったが、今回の勝利でさらに訳分からず(汗)。
京成杯を勝ったあたりは「2000mあたりでしぶといイメージ」で、皐月賞時は「休み明けで3着に来るから実力はあるんだろうけど・・・」と思ったのだが、今回は当初の予想と別の意味で裏切られた感。当初は「2400mを走り切るイメージが沸かない」と思ったが、終わってみれば「まさか上がり3F32秒台だなんて」といった感。何にしても「新境地」を開いた訳だが、ある意味この馬の限界距離は2000mまでかもしれない。
ともかく、秋競馬でもう一度見て、この馬の「イメージ」を改めて焼き付けてみたい。
2着:ローズキングダム
中間でザ石に見舞われるアクシデントがあったものの、見事立て直した。
直線でのイメージは「勝ち切れる」感じだったが、如何せん直線でのコース取りが正直過ぎた感じで、そこがエイシンフラッシュに内側から抜かれてしまった「原因」だったかもしれない。
ともかく、2歳王者の復調でまだまだ世代トップクラスの実力はアピールした格好。
3着:ヴィクトワールピサ
3角でペースがかなり緩んだ時に馬群に包まれた事で、直線で馬群を抜け出すのに手こずった挙句の3着か、と見る。
ある程度「上がり勝負」には対応できても、それは中距離戦仕様のもので、極限の上がりタイムを出すには少し酷な話かも。ただ、3着に入った事で1番人気の面目はある程度保ったものと言えそう。
4着:ゲシュタルト
人気の割には密かに力があるところを見せた格好。末脚勝負では他の馬には引けを取らないところを見せた。
5着:ルーラーシップ
何とか掲示板確保。ごちゃついた馬群を捌くのに苦労したあたりは毎日杯とダブるが、着実に力は付けてきている。秋競馬で楽しみになりそうな一頭だ。
6着:ペルーサ
出負けした事などを含め、全てにおいて「経験不足」だったということか。青葉賞で見せた力強い走りは見られず、リズム感に欠けていた。それでも、素質の一端は示し、直線では何とか見せ場を作ろうとしてたが・・・。この馬も秋競馬で成長するところを見てみたい。
9着:ヒルノダムール
まさかの「いいところ無く負け」。見せ場もなかったが、それだけこの馬にとって「不都合な展開」だったかもしれない。
11着:レーヴドリアン
本当なら東京コースは向きそうなのに、見せ場無し。極端なスローペースは向かないようで、結局は展開の縺れ頼みか。
13着:アリゼオ
スプリングSを絶妙なペースで逃げ切った事を考えると、今回あそこまでのスローペースを作り出した事は(自分の勝ち目を少しでも上げようとする点で)全くもって不可解。堀調教師がウィリアムズ騎手にどのような指示をしたのか、大いに気になるところ。
ただ、結果として2400mは長かったのか。距離短縮でもう一度見直したい。
15着:トーセンアレス
結果として「出るレースを間違えてる」。
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