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「アイスリボン#168(マッスルビーナスプロデュース興行)」観戦記
この日(3/21)、もし横浜FCが三ツ沢(ホーム)で試合をしていたら、まず今回の「エース」松本都のチャンピオンベルト戴冠は「(多分行かずに)見れなかった」でしょうね(汗)。あるいは、遠方でのアウェイも同様。唯一「連闘(?)で蕨に寄って行ける条件」となりそうなのが正田スタ(ザスパ草津)かグリスタ(栃木SC)で試合があった場合。で、今回はまさに計ったかのように、正田スタでのキックオフが13時で、アイスリボン開始が18時。当初は「どうしようか」と思ったものでしたが、迷いに迷って行く事に決めたもので、これはもはや「エースの魔力」に魅入られたと言っていいのでしょうか?(瀧汗)
でも、正直言って1ヶ月前に見た時は「自己主張がハッキリしてるけど、まだ実力面でちょっと・・・」と思ったものでしたが、それがいきなり「団体最高峰のタイトルを奪取」ですからねぇ。本当に分からないものです。
ただ、今回のメインである「ICEx60選手権」は、見てて手に汗を握る白熱したものだったのは事実かと。格、というか実力的には王者である藤本つかさ選手が明らかに上でしたが、挑戦者である松本都選手の「頑張り」というより「執念」が実ったもの、と言うべきですかね。ただ、それを語るにはとても尋常でない複雑な背景を織り交ぜながら展開させなければならない、という「難しい事情」もあるかもしれませんが(汗)。
試合そのものは、明らかに藤本選手のペースでしたが、「タイトルへの執念」で都選手が持ちこたえた展開。特に、藤本選手の必殺技であるビーナスシュート(コーナーポストを利用しての若島津健ばりの三角跳び式延髄斬り)を食らった時は「決まったか?」と思ったものの、まさかの場外エスケープで逃れた辺りから微妙に「空気が変わった」と言うべきなんでしょうかね。そして、最後は都選手の決め技である「みやここクラッチ(=外道クラッチ)」を藤本選手が返したと思ったら再度みやここクラッチで押さえこんで勝利。場内が「まさか?」と一瞬(本当にコンマ1秒といった感じだが間があった)静まった後、場内は一気に大歓声に包まれることに。
まあ、これを私のようなそんなに周辺事情に明るくない者から見れば、例えば三沢光晴がジャンボ鶴田から初めてフォールを奪った時とか、小川良成が秋山準から首固めで勝利してGHCヘビー級タイトルを奪取した時のような感じに見えなくもないですが、これを「プロレスデビューわずか1年半」とも言える選手が団体最高峰のタイトル奪取となると、本当に何とも言いようのない違和感と言うか・・・。勿論、「偉業」であるのは間違いないですよ。ある意味、同日に三冠ヘビー級タイトルを小島聡から奪取した浜亮太より凄いと思うんですけどね(浜はプロレス入り前は力士で何らかの競技経験はあり)。
ただ、団体内のヒエラルキーというか「実力勝負」の世界の中で少しでもチャンピオンに疑義が認められそうな状況だと即座に反応してくる場合も。そして、当然ながら今回の「戴冠劇」でも起こった訳でして。
早速アクションを起こしたのが、まだ小学生(!)である、りほ選手。ただ、アイスリボン在籍、及びプロレスラー歴はりほ選手の方が長く、年齢の割には試合の組み立ても巧みであるという自負からか「おまえがチャンピオンになったら、アイスリボンは終わりだ!」とまで言い切り王座挑戦に名乗りを上げましたが、逆に都選手からりほ選手の持つ別のタイトルへの挑戦を付きつけ受諾する事に。その場面を見てふと、小島聡に突っかかっていってブードゥマーダーズ入りした時の諏訪魔(あの時も諏訪魔が小島を「チャンピオンとは認めない」と言った)を見てるかのような感じがしたんですが・・・(ちなみに翌日3/22にこのタイトル戦が行われ都選手がりほ選手を仕留めて「二冠王」に)
ともかく、今回の「王座移動劇」は今後のアイスリボンの方向性を全く「未知の領域」へ突き進ませるものとなりそうな感じです。そういう状況が、楽しみと言うべきか不安を感じると言うべきなのか・・・
正直、「新チャンピオン」松本都選手に「舵取り」を任せるのに不安を感じてしまうのですが、それを言っちゃメジャー団体でも棚橋や中邑(共に新日本)とか潮崎(ノア)が初戴冠した時はそう思ったもの。とりあえず、生暖かく・・・じゃなくて暖かい目で見守っていった方がいいかもしれません(汗)。
ただ、「マンマミーア」はとりあえず改善させましょう(爆)。今回はフェイント入れてギロチンドロップで落として自爆を回避してましたが(汗)
そんな藤本選手、プロレスラーであるとともに女優でもあり、芸能人女子フットサルチーム「南葛シューターズ」にもゴレイロ(GK)として所属している「マルチタレント」でもある「才女」でして。そういう「フットサルをやっている」というのに何となく親近感を感じたというか、そういう意味で応援してたのですが、今回は残念な結果に。
ただ、どんな人間にもどこかでそういう場面に遭う事を考えると。今回の敗戦を糧にしてさらに強くなって欲しいな、と思ってます。
そして、今回タイトルを争った二人と、あと志田光選手。彼女ら3人が今回の興行をプロデュースしたのですが、彼女ら全員、わずか1年半くらいでここまで「やれる」ようになったのは、本当に凄い事かと思います。
そう考えると、今後アイスリボンを引っ張っていく存在として、ますます注目していきたいものです。
・・・・・・約一名、方向性を見誤ったりしまいか心配ですが(爆)。

なお、当日の全試合結果については以下の通り。
■第1試合
シングルマッチ10分1本勝負
「つんつくつくしのチャレンジマッチ」
○タニー・マウス(NEO)(5分56秒 エビ固め)×つくし
※カサドーラを潰す
■第2試合
6人タッグイリミネーションマッチ 時間無制限
「ビーナスといえばイリミネーション!」
りほ・しもうま和美・都宮ちい(2-0)さくらえみ・真琴・みなみ飛香
○みなみ(10分18秒ブロックバスターホールド)×都宮
○りほ(10分56秒くるくるりぼん)×みなみ
○しもうま(12分47秒エビ固め)×真琴
○しもうま&りほ(14分19秒オーバーザトップロープ)×さくら
■第3試合
スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○田村欣子(NEO)(11分17秒 片エビ固め)×志田光
※コーナー最上段からのローリングセントーン
■第4試合
ICEx60選手権試合20分1本勝負
【王者】×藤本つかさ(11分20秒みやここクラッチ)【挑戦者】○松本都
※第5代王者が4度目の防衛戦に失敗。松本都が第6代王者になる。
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