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勝手にレビュー(その13)~インビクタス/負けざる者たち~

2010 - 02/11 [Thu] - 22:34

 今日、寒い中わざわざ「ワーナーマイカルシネマズみなとみらい」まで行って見てきました。涼宮ハルヒの消失」・・・じゃなくてこれ」を。

「インビクタス/負けざる者たち」オリジナル・サウンドトラック「インビクタス/負けざる者たち」オリジナル・サウンドトラック
(2010/02/03)
サントラ

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 あ、これはサントラですけどね(^^;

 この映画を見に行こうかと思ったきっかけは、先日観戦した「ラグビー・トップリーグプレーオフ」の時に貰ったチラシから。そこから興味を抱いたというのも結構現金なものだな、という感じだが(笑)、もともといろんなスポーツを好む自分としても、ラグビーを題材にした映画がどんなものか見てみたいと思ったもので、さらに監督がクリント・イーストウッドであり、題材はネルソン・マンデラ氏の政治手腕と南アフリカのラグビーとの関わりなど、様々な所で興味を引いたもの。そんな訳で、「ハルヒの消失」共々、この映画も早めに見ておきたいと思った次第。

 余談だが、マンデラ氏がロベン島の強制収容所から解放されたのが、奇しくも今日この日である2月11日。そんな日にこの映画を初めて見たというのも、何となく運命的なものを感じてしまったものだ。

 そんな訳で、ストーリー内部に触れる部分も多々ある「雑感」については、追記部分にて。
  ↓ ↓ ↓

 さて、モーガン・フリーマンが演じるマンデラ大統領(当時)が「主人公」ともなれば、どうしても政治的な話が出てくる訳で。当然ながら、あの「アパルトヘイト」の問題が。
 序盤で、その様相がはっきりと映る。道を隔てて方や黒人の多く集まっている所では草サッカーが行われ、白人が多く集まっている所ではラグビーの練習が行われていた。そこへ釈放されたマンデラ氏の車(の一団)が通ると、黒人の集団は熱狂的に歓声を上げて一行に駆け寄ろうとしたのに対し、白人の集団は冷ややかに見ていた・・・そんな感じだ。
 そんな社会環境の中で、白人と黒人が「共に居る」という事に、侮蔑や憤り、困惑、怖れ、戸惑いの表情。お互いが不信感に溢れる中でマンデラ氏が大統領となって国民をまとめ「白人と黒人の融和」をはかるために「使ったツール」がラグビーだった、というのがこの映画での舞台設定ということになる。

 ラグビー・南アフリカ代表、通称「スプリングボクス」で主将を務めるフランソワ・ピナールを演じるのは、マット・デイモン。このピナールとマンデラ大統領の「邂逅」からこの「物語」が進んでいく。

 それにしても、無理矢理分け隔てられた「二つの集団」を融合させようとするには、並大抵のエネルギーを費やす程度ではとても覚束ない。そして壁に突き当たる筈。そんな中で、マンデラ大統領が長年の収容生活の中で見出したのが、「相手を赦す心」と「自身の変化」。「押してもダメなら引いてみろ」ではないが、いがみ合う集団を融和させるには、相手を抑えつけるのではなくの尊重することが大事だと、教えられたような感じがした。
 これは、今の様々な社会においても「必要なもの」ではないか?と考えさせられる。

 そして、個人的にはスポーツと政治の「過度な繋がり」は否定したくなるのだが、一方ではスポーツを通じて政治的な効力を発揮する「力学」もあるというのを承知している。この劇中では、まさにそれが「好例」として上手くアピールされている。
 政治的な混乱から来る社会情勢の不安の中で、スプリングボクスも例外なく巻き込まれ低迷していく。そんな中で、マンデラ大統領とピナール主将の「運命的邂逅」から変わっていき、それまで「白人社会の象徴」だったスプリングボクスが、黒人を含めて南アフリカ国民全体から愛されるチームへと変わっていったのは、何とも感動的な筋書きだと思ったものだ。
 こうしてみると、やはりスポーツを通しての「心の交流」というのは侮れないな、とも思ったりする。

 そんな感じで物語を見ていくと、当初は(舞台設定でもある)1995年のワールドカップでの白熱した試合ぶりをどう表現していくかが注目点だったのに、それを二の次にしてマンデラ大統領の「生き様」とか、ピナール主将らスプリングボクスの選手らの「変化」に心を奪われて行ったものである。
 勿論、肝心の「試合」の場面も、ラグビー「初心者」向けにある程度分かりやすく「見せている」。
 なお、この大会の決勝では実際にトライは無く最後はドロップゴールで決まったのだが、その「決勝点」の場面もしっかりとスローモーションを交えながら表現している。ただ少し残念だったのが、その際の選手達の表情が少し淡白に映ってしまった事だろうか?

 ともかく、最後は南アフリカ「スプリングボクス」がニュージーランド「オールブラックス」を破って見事に優勝。国民は白人・黒人関係なく皆で歓喜を分かち合うという「感動的なシーン」で「大団円」。
 ベタかもしれないが、感動しました。見て損は無い。ラグビーをあまり知らなくてもおススメできる映画だと思います。

 なお、この「インビクタス」は、2009年度アカデミー賞の主演男優賞(モーガン・フリーマン)と助演男優賞(マット・デイモン)がノミネートされている模様。この辺にも注目が集まるかも?





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