「篤姫」堺雅人 将軍の暗愚と正気…二面性使い分ける芝居
6月29日11時20分配信 産経新聞
大河ドラマ「篤姫」で篤姫の夫・徳川13代将軍家定を演じ、なんとも言えない存在感を出している。
今回の家定は奇妙キテレツな言動を繰り返している将軍。老中の前でせんべいを自ら焼いては皆に振る舞ったり、自分の口に運んで「アッチーッ」といきり立ったり。老中にみかんをぶつけたかと思えば、庭で真剣にアヒルを追いかける。おかめのお面をかぶってかくれんぼもする。まさに、うつけ将軍ぶり全開だ。
収録に入ったばかりのころ、家定の描きように「ここまでしたら徳川家の子孫の方に怒られないかな」と若干憂慮していたが、脚本家や演出の方針はそのままゴー。「将軍としての圧倒的な育ちのよさをみせてほしいとのリクエストもあって、どうしたものか」と頭を抱えもしたが、堺なりの家定像を作り上げてきた。
「家定は暗愚に見えるけど、そうでないときもあるという二つの要素がある。この二面性を使い分ける思わせぶりな芝居は、やっていて楽しかったです」
将軍であるがゆえの宿命を受け入れた上での暗愚と正気。それが表裏一体となっているところが今回の家定のミソだ。
「家定のニュートラルな状態って…と考えたとき、少し壁にぶち当たったことがありましたが、ずっと演じているうちに、家定は僕の中でどんどんリアルになっていって、今ではかけがえのない大好きな人物になっています」
4年前の大河ドラマ「新選組!」で、陽だまりのような微笑と心の中に鋭い切れ味の両面を持つ新選組総長・山南敬助を演じて注目された。家定も山南も「初めはよくつかめなかった」が、演じていくうちにその人物の深みに触れて好きになっていったという。
人間、誰しも自分の中にいくつかの異質な面を持っている。それを表現することは、役者の醍醐(だいご)味かもしれない。そういえば篤姫役の宮崎あおいも、自分が男性だったら演じてみたいドラマの中の役は家定だと話していた。
家定の真の姿を見抜き、彼の天に向けた叫びに触れた篤姫だが、心を通わせた2人に別れが訪れるのは悲しいくらい早い。その“結末”は7月13日に放送される。(萩原万貴枝)
■さかい・まさと 昭和48年10月14日生まれ、宮崎県出身。早稲田大在学中に劇団「東京オレンジ」に入り、役者の道へ。NHK連続テレビ小説「オードリー」で人気は全国区になる。テレビ以外に、舞台「喪服の似合うエレクトラ」「噂の男」「恐れを知らぬ川上音二郎一座」など。この夏は映画「アフタースクール」「クライマーズ・ハイ」「ジャージの二人」と出演作がめじろ押し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000903-san-ent
以前やってた「新選組!」でも堺氏の“演技”は目を見張るものであったが、今回に関しては「わざと暗愚を装う英明な君主」という難しい役柄をしっかりとこなし、その存在感を見せている。こんな事言ってはなんだが、篤姫役の宮崎あおいを完全に「食って」ますね(爆)。
でも、そんな家定の登場シーンもあと2週間ですか・・・。今回も、「山南総長が切腹した時の回」のように、強い印象を残すのかもしれませんね。
来週は日産スタジアムに行く関係で見れませんが、再来週は是非とも見ておきたいところですね。











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