「横浜FCvsヴァンフォーレ甲府」観戦記 〜春はまだ遠し〜

「そう簡単に事が運ぶ訳が無い」と改めて思いながら、山口素弘新監督の初采配となる試合を見て「横浜FCの春はまだ遠い」という実感ばかりが募った。そんな感じでした。
岸野監督の解任から中1日で田口監督代行の下で戦ったvsヴェルディ戦。そして、その翌日に山口氏の監督就任発表があり、そこから中3日で今回の試合に臨む事になったものの、さすがに「山口カラー」を出すにも至らず、そこはキャンプからじっくり仕上げて好調をキープしている甲府相手には、いささか厳しかったといっても過言ではなかったかもしれません。
結局、試合は全体として甲府ペースで進む事に。ダヴィが身体を張って、その後ろから高崎が抜け出る・・・・・だけでなく、さらに後方やサイドから柏や堀米らも揃って襲いかかって来るもので、なんとかボールを前方に弾き返すのがやっとの有様。前半のうちに「失点は時間の問題」とも思われながらも何とか凌げば・・・と思ったものの、前半43分に高崎の飛び出しに対応できずに失点。これは、何とか粘りに粘ればチャンスは回ってくるものか?と思っていた横浜FCイレブンに十分なショックを与えたものだったと思います。

後半は、右SBをテホンから杉山に変えて推進力を付けようと試みたものの、それでも効力を十分に発揮するには至らず、前半と同じような展開に終始し、逆にペナルティエリア外でのファウルによって甲府にFKを与え、そこからのトリックプレイで2点目を献上。これで、事実上「勝負があった」という感じでした。
横浜FCも、数少ないチャンスで何とかゴールを上げようとしたものの、前線へボールが回る事が少なく、ビルドアップの段階で四苦八苦という状態ではどうにもならず、という感じに。そんな中でもなんとかシュートを枠内にクリーンヒットで飛ばしてみれば、そこは荻がファインセーブ・・・という状況。

こうして、山口監督の「初陣」はものの見事に「完敗」という事に。
単に「仕上がりの良し悪し」の関係だけでなく、チーム内の約束事やスキルなども含めて、今の横浜FCは甲府に足元にも及ばないのはハッキリと分かったものでしたが、それだけにこの試合の後も強敵が揃う事を考えると、何とも暗い面持ちになってしまいがちな感じです・・・
現状では、前体制の指導が結果として上手く行き届かず「ビハインド」の状況で臨む訳ですから、今後も苦戦が予想されるのは当然として、そこから巻き返すには相当に考えながら行動を起こしていかないと、なかなか浮上のきっかけを掴む事も危ういか?とも思ったものです。
奇しくも、この試合前のスタメン発表時に流れてきた映像は、三ツ沢の桜が満開になったもの。しかし、そこに浮き出てきた文言は「春はまだか」。そう、今もまだ時折寒さが身に染みるこの時期に置いて、横浜FCもまだ「春が来ない」状況。選手達には何か手応えみたいなものは掴んだ面持ちのようですが、それを生かすにもまだ見通しは示せず、そんな「進歩」もまだゆっくりに歩を進めているようにも見える。そんな感じです。
それでも、いつかは「春の訪れ」が来るものと信じ、その歩むスピードを速めるために、叱咤激励していくしかないのでしょう。それが自分らサポーターに求められるものかもしれません。

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