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横浜FC観戦記についてのおことわり

2013 - 04/14 [Sun] - 08:43

非常に申し訳ありませんが、先週のvs熊本戦の観戦記は、お休みします。

なお、今後の観戦記の執筆は、私自身の諸事情も絡み、書けないことが多くなると思います。
言い訳がましいのを承知で記しますが、昨年から仕事が変わり、当初は何とかなりましたが、徐々に仕事量が増えてきて責任も増し、一方で観戦記の執筆まで気力を振り分けられないところまで感じているのが現状です。

とりあえず、観戦報告についてはこれまで通りに現地からの更新という形で行います。観戦記は、それこそ「気力が湧くまで」という形になってしまいますが、何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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何とも苦しい横浜FCの現況だが…… ~vs岡山戦、vs山形戦を終えて~

2013 - 04/06 [Sat] - 22:03

 仕事など諸事情が重なって、vs岡山戦(@三ツ沢)の観戦記を仕上げられず、ここまで延び延びになってしまった事をお詫びします。

 さて、簡単にここ2試合を振り返りますが、とりあえずvs岡山戦については「点を決めるべきところで決められないからこうなる」を地で行ってしまった試合でしたね。もともと、岡山にはGK中林をはじめ、3バックに後藤、竹田、植田といて「そうそう簡単には崩せない」とは思っていただけに、あらゆる手法で点を奪いに行く姿勢は見せて欲しかったところ。逆に、岡山の攻撃陣は押谷にしろ桑田にしろ「怖さを感じなかった」だけに、縺れの中での失点だけを大いに気にしたところで、後藤のあのゴール・・・。これには「予想された展開」といえども、正直堪えましたね。そして、「先制点を取って試合を優位に進める」重要さも痛感したものです。

 ただ、この試合の時点では「攻め手の工夫を何とかすれば・・・」と思ったものでしたが、次のvs山形戦では「構造上の問題」を突かれた格好になって惨敗する羽目に。
 この辺をどう見ていくか。

 個人的に気になったのは、開幕のvs岐阜戦の時から、なかなか点を奪えない攻撃陣のじれったさ。あの時は、大久保のPK失敗(相手GK時久を褒めるべきでもあるが)もあったが、攻めども攻めども点を奪えず80分までノーゴール。他にも、第3節のvsガンバ戦でもショートカウンターを決めて攻め立てたもののゴールは奪えず。
 特に、攻撃面で気になったのは、ここまでの6試合で挙げた5得点のうち4点が中央からのゴールで、あまりサイドから攻め立てるシーンが見られないもの。もっともこれは、サイドバックを務める選手の傾向によるところもあるが、中央の位置は単純に相手も守りを厚くするところであり、いささか厳しいところを感じるので、サイドアタックの活用を上手く図れれば・・・と思いたいが、ここで「構造上の問題」が浮かび上がるものかと。

 これは、多くの横浜FCサポも感じているものだが、松下の「1ボランチ」というのが相手に狙われてしまっているもの。
 相手のFWもしくは中盤選手が果敢に松下にプレスを仕掛けていくところでボールの出所を潰されてしまうこともさることながら、プレスから裏を取られる事を懸念して両サイドからの上がりも鈍くなってしまうところを、ここ数試合ではよく見かけたもの。さらには、両サイドでも前線との距離が間延びしてスペースが発生して、そこを相手に突かれてしまう・・・という感じに、バイタルエリアまで相手主導で行ってしまっている。そういう場面が、ここ数試合で顕著に見られ、さらには前節のvs山形戦では様々な心理的要因も重なったのか出足が鈍って「前に出れない」ところもあり、相手の攻撃に成す術無い状況に陥ってしまった感じでしょうかね。

 この辺は、なかなか点が取れない現状に「前へ前へ」と気持ちが行こうとも、地に足が着かないような状況の中で足掻いていた感じにも見受けられただけに、まずは「守備意識を強く持って、そこから攻撃にいかに繋げていくか」を念頭に置くべきでしょうか。
 いみじくも、vs山形戦の敗戦で「やり直し」宣言をした山口監督だったが、昨年も就任時から「守備意識を強く持ってから」の立て直しで反攻体制を整えてきただけに、ここでも同様に臨む構えか。
 また、明日のvs熊本戦では、ダブルボランチで臨むような予想も一部で散見されています。これについては、さすがに1ボランチ自体が中盤で「急所」となって狙われやすいものであるだけに、守備と攻撃の繋ぎ目として「相互補完」を計る上でも、早々に行うべきだろう。そういえば、松下にしても草津(現・群馬)時代は櫻田とのコンビで中盤を切り盛りしていただけに、しっくりくるのではないかと個人的に考えてます。

 ともかく、今季もまた序盤戦で思わぬ(?)苦境に陥っている横浜FCであるが、何とか反攻体制を早急に整えて、上位戦線に食い込んで目標達成に向かっていきたいところですね。

「ガンバ大阪vs横浜FC」観戦記 ~妥協点と到達点~

2013 - 03/20 [Wed] - 12:13

後半、G大阪ゴールに詰め寄るも後一歩だった横浜FC

 終わってみれば、スコアレスドロー。この結果に、安堵の表情を浮かべながらも、どこか満足いかない感じに眺める心境というのは、心の中で「あと少しで勝てたかもしれない」という忸怩たる思いが間違いなくあった。ただ、それでも「負けなくて良かった」という気持ちもあり、それがこの試合の中で、結果とは裏腹の内容がビッシリと詰まった表れなのだろうと思う。

 特に前半では、明らかにガンバ優勢な展開であった。
 ただ、それは「攻められっぱなし」という程ではないものの、ジワジワと押し寄せてくるガンバの多彩な攻撃を、横浜FCのDF陣が身体を張って何とか食い止めているという感じでもあった。そして、その有様はと言うと「いつゴールを割られてもおかしくない」というような不安な気持ちよりも「しっかりと守れている」という手応えや自信のようなものが先んじて感じたところである。大丈夫だ、この守りを継続できればそうそうゴールを割らせはしない、と。
横浜FC・西嶋とG大阪・丹羽とのマッチアップ
 しかし、いつまでも守り通すというのも精神的に負担が大きく、ゴールを挙げることで精神的優位に立ちたいという思いはあった。それでも、今野がボランチに位置する事でガンバに中盤をガッチリと抑えられ、横浜FCとしては高い位置でボールを奪取してショートカウンターに持ち込みたくても、それができない。かといって、全体に上がり目で行こうとすると、倉田や阿部が虎視眈々とDF陣の裏を狙う。そんな訳で、我慢の展開が続いたが、横浜FCとしても、スンジンや森下らの頑張りが効き、こちらでも中盤で松下が陣取る事で、遠藤や今野、二川に自由なプレイをさせなかったのは大きかっただろうと思う。そんな感じで前半が終わった。

 後半に入ると、徐々にガンバの選手が焦れてきたかミスを頻発。その隙を横浜FCが突く展開となった。
 そんな中で、「古巣」相手なだけに寺田が奮闘。臆せず、どんどんと仕掛けていってチャンスも数多く演出した。
「古巣」相手に果敢に仕掛ける寺田
 ただ、最後の最後で詰めの精度を欠き、ガンバのゴールをこじ開けられない。藤ヶ谷に「大いに期待するほどのプレイ」は飛び出ず(←マテ)堅実に守られ、デビュー2年目のCB西野の奮闘もあったのは事実。それでも、この「詰めの甘さ」が最後まで響いたのは間違いない。終了直前には、西嶋のオーバーヘッドがバーを叩くなどの場面もあったが・・・

 結局、両チームスコアレスで試合終了。
 横浜FCにしてみれば、「遠藤や今野がいるガンバ大阪」相手に無失点で抑え切ったのは、間違いなく自信に繋がるだろう。まず「負けない事」を第一に考えるのであれば、これは間違いなく大きな成果であり、チームとしての力のある事を実感したものだと言えるだろう。そういう意味では、非常に満足のいくものであった。
 しかし、攻撃に目を転じてみれば、やはり「後一歩」に終わったように、ゴールを割れなかった事。この辺は、開幕のvs岐阜戦で終盤近くまでゴールを奪えなかった事や、前節のvs徳島戦で相手を突き離せず二度も追い付かれた事でも感じたもので、点を取れる時に取れないジレンマは、現時点で解消されてはいないことが浮き彫りになったと言える。

 そう考える中で、現状を良しとして見るのか。相手がガンバである事を考えれば、そこは「よくやった」と妥協して納得するのもありだろう。勿論それは安易なものではなく、確かな内容から来る自信として。
 ただし、先々の目標として考えるのであれば、ここでガンバに勝利して「勝ち点3」を得るのが、目標であるJ2優勝に向けて最良な結果なのは間違いないものの、現実に得た勝ち点は「1」。この辺で、果たして納得いくのか。そういう思いもある。

 内容を評価して妥協するか、結果を見て不満に思うかは、当然ながら人それぞれだ。それでも、今回万博競技場に訪れた横浜FCサポーターの多くが、内容を見て判断し、選手達にエールを送ったものだった。
 この試合で得た「勝ち点1」が今後どのような影響を及ぼすかは分からない。ただ、最終的な到達点をJ2優勝とするのであれば、今後は安易に妥協をすることなくしっかりとチームを応援する中で、共に前進をはかっていきたいものである。
 そうする事で、この試合の内容だけでなく結果についても「安易に妥協したもの」ではなく、「この試合あってこそ」という評価にできるのだから。そう信じて、この試合を評したい。
無得点ではあったが、無失点に抑えた横浜FCの選手達にエール

 選手達は本当に良く奮闘したものでした。お疲れ様でした。

「横浜FCvs徳島ヴォルティス」観戦記 ~煙霧の先に希望を見出せ~

2013 - 03/13 [Wed] - 22:36

 待ちに待ったホーム開幕戦の開門時は強風に晒されたかと思えば、暫くすると何とも言えない霞空・・・というには余りにも濁り切った茜色っぽい空模様となった。一部では「黄砂か?」と言われたこの有様は、「煙霧」という類いのもののようだ。この煙霧が、何やら横浜FCの・・・いや、今季のJ2全体の様相を物語っているとすれば、この試合が終わった後で振り返って、あながち間違っているものではないと思えるかもしれない。そう思う次第である。

 徳島は、とにかく「油断ならない」相手であった。昨年を15位で終わったとは思えない位にポテンシャルを秘めたチームであるが、選手の名前を見れば納得だ。この試合でも、昨年は甲府で活躍した高崎がいる。ご存知のFW津田もいる。そして、今季の徳島で間違いなく中心にいるのは、「J2にいてはいけない」とさえ言われた柴崎晃誠その人だ。この柴崎の存在が、横浜FCのゲームメイクをする上で大きな支障をきたす存在になる。

 開幕のvs岐阜戦で抜けた存在感を表した松下も、柴崎が青山を連れて中盤に居座る事で、なかなかボールを散らし切れなくなる。もっとも、ボールを散らせない分は睨みを効かせることで相手の思う通りのプレイはさせない。そうなる事で、中盤はまさに「真空地帯」と化した感じだ。
 それでも、そんな状態がさすがに90分も続く訳は無く、本当の意味で中盤が「真空」となった局面を、お互いが見事に突く。徳島が前半に柴崎から高崎に縦にパスを繋ぐ事で得たゴール。横浜においては松下から最終的に寺田に渡って技ありのミドルシュートでのゴール。この二つのゴールが、まさに「中盤での隙」を突いたゴールといえよう。

 強いチームは、しっかりと相手の「穴」を突いてくる。そういう意味では、徳島は油断ならない。だが、逆に言えば横浜も、そんな「穴を突く」ようなしたたかさも身に付けてきているのではないか。

 実際のところは、課題も多いだろうと思う。先の柴崎のゴールもそうだが、その後の那須川の「ゴラッソな同点ゴール」も、クリアの乱れから持っていかれた感じもしてならない。この辺をしっかり改善していかないと、次節相手のガンバ大阪は勿論、神戸あたりを相手にしてもたちまちゴールを奪われかねない。

 それでも、vs岐阜戦と同様にポゼッションで進めつついろいろな形でゴールを奪えるようになっているのは、昨季から継続して取り組んでいるサッカーを今も実践できている現れではないだろうか。そして、何気なくゴールを奪うしたたかさも身に付けている。今後、展開がもつれそうな時でもしっかりとゴールを奪えるというのは、必ず強みとなる要素だ。

 この試合が終わった頃には、煙霧もすっかり消え去り晴れ間も覗くほどに天気が回復した。徳島にとってもそうかもしれないが、横浜にとってもそれは単に「痛み分け」というのではなく、遠い空の向こうに希望を見出しそうな、そんな希望を少しばかり抱かせるような試合だったかもしれない。

 そして、煙霧に見舞われ「見通しがつきにくい」中でも、己のサッカーを貫いた横浜FC。信念を持って事を進め、僅かな「穴」を見通して突き進んだ先に「青空」という希望を見出したこの試合こそ、きっと今季の指針となるものではないだろうか。そう思った次第である。

 ・・・・・あ、さすがに今後の事を考えると、DF陣の「修正」も忘れて欲しくないところ。それを成し遂げれば、足元も盤石で「行き先」を見失わなくて済むので。お願いします。

「FC岐阜vs横浜FC」観戦記 ~産みの苦しみというもの~

2013 - 03/04 [Mon] - 21:12

待望の先制点を挙げた野崎がサポーターの前に駆け寄ってくる
 野崎の挙げたゴールは、後半35分の出来事だった。
 それまで、横浜FCはポゼッションで優位を保ってはいたものの、最後まで持ち込めなかったりする場面も多く、なかなかゴールを奪えなかった。それというのも、岐阜はあまり前掛かりに攻めて来ようとせず全体として引き気味に試合を進めていた事が、まずは理由の一つとして挙げられるだろう。山口監督がハーフタイムのコメントで「こちらのペースで進んでいるように見えて実は相手のペース」と言ったのも、まさに的を射たものと言えよう。
 そして、岐阜の新外国人DFデズモンドの存在が、この試合の中で一際目立っていた。大久保との競り合いでもパワー負けせずに、大久保に起点を作らせようとしない。このデズモンドの活躍もあってか、横浜FCがなかなか効率良く攻め立てられない「ジレンマ」を生む事になった。

 ただ、それでも後半早々にはPKを得て待望のゴールが生まれるかと思いきや、これは岐阜GK時久が完全にコースを読んだ格好に。これで、何となく嫌なイメージが漂い始めたのは、おそらく否定できないものだったかもしれない。
後半早々に得たPK。大久保が蹴るも岐阜GK時久にコースを読まれた。

 岐阜の攻撃自体は散発と言っていいところで、ピンチらしいピンチはバックパスの威力が弱くて岐阜FW井上の詰め寄られそうになった場面くらいだったか。ただ、後半早々に岐阜が山崎を下げて尾泉を前に上げて美尾の位置を変えたあたりのギャップに苦慮する場面も確かにあったと思う。だが、それくらいだったか。

 岐阜が引き気味だったのは確かだが、それにも増して横浜FCが試合を終始支配する要因となったのは、中盤に「鎮座」した松下の存在だろう。4-1-4-1のフォーメーションでアンカーに位置し、中盤のスペースを埋めてボールを奪っては、時にはロングフィードで展開を変えるなど、山口監督がめざそうとするサッカーを具現させていた。今季の横浜FCにとって、松下はまさに「ハマり役」と言えるかもしれない。
 ただ、松下や他の選手が頑張っても、岐阜の粘りもなかなかのもの。点が取れない流れの中で、打開したのは田原や野崎であり、途中交代選手がきっちりと役目を果たしたのは、まさしく僥倖だったと言えるだろう。
 野崎のクイックとスピードのキレに、田原のフィジカルの強さ。こういう特徴を持った選手が試合途中から出てくれば、相手としてもやりにくい事この上ないだろう。さすがのデズモンドも、ここでは対応しきれなかった感じで、岐阜にとっても一つ大きな課題を抱える事になったのかもしれない。

 そして、野崎の先制点から間髪置かずに、今度は内田がゴール。これで勝負あった。
立て続けに横浜FCがゴールを挙げる。今度は内田だ

 こうしてみると、キャンプ中に「やろうとしてた事」というのは選手達にも浸透してきており、あとは「連携面での微調整」が求められるという感じにも見えたもの。ただ、フィニッシュにどう持ちこむかは、そこは相手あってのものだけに、簡単には行かないだろう。この辺は、開幕時期特有の仕上がりきらない中での「産みの苦しみ」みたいなものも確かにあったのかもしれない。
 ただ、なかなかゴールを挙げられない状況の中でも粘り強く戦い抜けば結果が付いてくる事は、昨季後半でも証明している。その「もどかしさ」も一つの楽しみとして考えれば、ひょっとしたら今季の横浜FCを見続ける上で、より一層感慨深いものになるかもしれない。そう感じたところである。

 今季の横浜FCは「今度こそ」一味違う。そうとも思える開幕戦だった。
開幕戦を苦しみ抜きながらも結果としては快勝。だがこの先も気が抜けない。

J1昇格プレーオフ準決勝「横浜FCvsジェフユナイテッド市原千葉」観戦記 ~あまりにも無常な現実~

2012 - 11/19 [Mon] - 23:12

あまりにも無常な現実を示す「0-4」のスコア
 真壁刀義ではないが、まさに「これが現実だ」というところだろうか。
 それは、単に今の横浜FCと千葉との違いだけではない。戦力面ではJ1勢にも引けを取らない筈で5位に終わったのが不思議な位の千葉の「地力」と、横浜FCのそれとの違い。この間も横浜FCは粘り強く安定しての戦いぶりを見せるようになってきたが、最後の最後では「本当の強さ」というものを思い知らされた感じとも・・・

 こうして書いてみると、何とも悲観的な見方になってしまいがちだが、先制点を取られるまでは、両者がっぷり四つという感じに、お互いが拮抗していた感じとも受け取れた。だが、そこからどうしてこれほどまでの大差がついたのか。
 短いパスを繋いで来るとDFラインのスンジンと堀之内、ボランチの佐藤ら中盤の選手で挟み込みながらボールを奪っていくのが、横浜の守備の持ち味。一方で、岸野前監督時代と違うのは、引く時は引いてしっかりとブロックを形成し、相手のFWの自由を許さない。藤田祥や兵働もこれには手こずった感じだったが、そこで千葉は仕掛けを「変えて」みた。
 それは、中盤からのロングパスの活用。ただ、単なるロングパスではスンジンや堀之内に跳ね返されるのは自明の理・・・ということで、放り込んだ先が、DFラインとシュナイダーの「間」。そこをしっかりと突いてきた。一度、堀之内とシュナイダーの「間」で連携の些細な「綻び」を見せると、そこを見逃さなかった千葉攻撃陣。佐藤勇のロングパスに藤田祥がしっかりと反応しゴールを挙げると、そこで生じた「穴」を千葉は次々と広げていった。

 前半こそ0-1で折り返したが、千葉は攻撃の手を緩めない。しかも、「怒涛の」というものというよりは「抜け目なく」といった感じに。
 後半8分には、前掛かりになったところを佐藤健のスルーパスから米倉に決められ、横浜はいよいよ後が無くなってしまった感じだった。
米倉のゴールで喜びあう千葉の選手達
 その後も、今度は藤田祥が豪快なミドルを決め、絶望的な3点目を叩き挙げ、終盤にはセットプレイで4点目まで献上。まさに「完敗」というにふさわしいまでの惨状であった。

 米倉のゴールの後も、横浜FCは田原、永井、カイオを次々と送り出していったものの、山口智を軸とした千葉守備陣は堅く、さらに「W佐藤」まで迫って自由にプレイをさせてくれない状況では、1点を取るにも一苦労という状況。サイド攻撃やミドルシュートなどあらゆる手を繰り出したものの、これといった効果は打ち出せないまま、時間ばかりが過ぎていってしまっていた。攻撃の質でも、守備の質でも、まさに「成す術無し」だった。
横浜も途中出場の田原が気を吐きゴールに迫るが・・・

 試合の入りからすれば互角に立ち回れると思ったところで、ちょっとした差から一気に突き放されるところは、ある意味「J1クラブ相手の試合」をしているかのようだった。それも、先日の天皇杯でのvsマリノス戦でも感じた「スキルの差」もそうだが、あの時のマリノスはまさに「個」だけでありながら1-2のスコアとなったものの、今回の千葉はマリノスの比ではない位に組織として動けており、そこから一気呵成にたたみ込まれたのが「0-4」のスコアになったと。そう考えるべきなのかもしれない。

 そうなると、今の横浜FCがこのプレーオフで得た教訓は、このままJ1に行っても果たして満足に戦い抜けるか?と示唆に富んだものだったかもしれない、と。そう考える。千葉が、それこそマリノスに代わって身を持って示してくれたのだと。

 それでも、こうして突き付けられた現実には、ただ悔しさが募るもので、本当に残念に思うばかりである。
 こんな形でシーズンを終えたというのは、結果として最下位から4位まで這い上がった自信の裏で、何か「それだけでは通じないもの」さえも感じてしまう。何とも無常なものではあるが、この結果はしっかりと受け入れるしかない。
 その中で、来季は今季以上に逞しくなって行くしかない。

 そうだ、今季は「右肩上がり」で突き進んだ中でも所々で壁に突き当たり、しかしながらそれを克服していった。だから、4位まで順位を挙げられたのだ。
 ならば、今回の「屈辱」の結果をもしっかりと糧にして、来季の更なる躍進に繋げられるだろう。きっと、今の選手達は、そして山口監督ならやってくれるはず。そう信じたい。
「大逆転劇」は目前で果たせなかったが、これまでの健闘にゴール裏から惜しみない拍手が送られた

 ともかく、こうして横浜FCの波瀾に富んだ2012年シーズンは幕を閉じた。
 この試合での悔恨は、来季への「踏み台」として、決して忘れまい。

「横浜FCvsFC岐阜」観戦記 ~To be continued~

2012 - 11/17 [Sat] - 13:48

永井の決勝ゴールで劇的勝利!
 最終節の結果次第では、J1への自動昇格となる2位の可能性はあったが、その為には横浜FCの勝利は絶対条件。その上で他の試合の結果を待つのだが、結果として横浜FCの勝利となり、他では湘南が勝利して京都が甲府相手にドローとなり湘南が2位に。横浜FCは、松本相手にドローとなった大分を抜いて4位に滑り込んだ。
 この結果は、序盤戦で最下位に沈んでいた横浜FCにとって、僥倖であるのは間違いない。しかし、昨年と違うのは、プレーオフ制度が入り、4位でもJ1昇格のチャンスがあることである。
 まだ、シーズンは終わっていない。だが、ここまで来たら「最下位からの大逆転劇」を成し遂げるために、ひたすら勝ち進み続けていく。それが、今の横浜FCの「使命」だろうと思う。

 試合を振り返ろう。
 ある意味、今季の横浜FCを示唆するかのような内容であったのは間違いない。
 序盤での立ち上がりは、どことなく「ふわっとした」立ち上がりゆえに、チェックが甘く入ったのは否めない。そこを岐阜は、FW佐藤を楔として、山崎や染矢が裏を突くなど効果的な攻めを繰り出すことによって、先制点は岐阜にもたらされることとなった。
岐阜の佐藤(18番)が先制ゴール。アシストした染矢と喜びあう
 だが、ここから「修正」出来るようになったのが今の横浜FCであり、徐々に立て直して岐阜に攻勢を仕掛けていく。ドローでもJ2残留OKな岐阜は守りを固めていったために手こずった感があったが、前半終了直前に左サイドから阿部が仕掛け、最後はカイオのヘッドで同点ゴール。ここではカイオと、特に阿部の「個」の力が際立っていたが、焦ることなく局面を打開できる力を見せつけた格好だ。

 後半では、さらに攻めに厚みを増していった横浜FC。前半から飛ばして行った感のあった岐阜イレブンの動きが鈍ってきた中で、横浜FCイレブンは効率的にゲームを支配していき、遂にはセットプレイから森本のヘッドで逆転ゴールを挙げることとなる。これで逆転し、勝利をぐっと引き寄せた。
高地のFKから森本がヘッドで合わせ逆転ゴール!
 しかし、このまま終われない岐阜の執念が、一瞬の隙を突く。交代出場したダニロを起点に、最後に佐藤が合わせて同点に追いつかれることとなる。逆転で気を緩めてしまったのか、それは悔やまれる失点であったのは間違いない。
 それでも、諦めない気持ちを持っているのが今の横浜FC。同点ゴールを許してからわずか2分後、これまた阿部の左サイドからの仕掛けから、ゴール前で田原がうまく潰れ、最後は永井が頭で押し込みゴール。再度リードを奪い、そのまま横浜FCが逃げ切った。

 この試合で岐阜に先制を許したところは、結果次第では最下位に陥落しかねない岐阜の「気持ち」が横浜FCを上回ったということもあるが、それでも緩慢な当たりで臨んだ故の「失敗」であったのは否めないと思われる。その辺が、今季序盤で結果の出なかった頃の横浜FCを重ね合わせてしまう部分を感じ取ったものだった。
 だが、そこから立て直し、気持ちでも岐阜を上回ったところは、徐々に右肩上がりの快進撃を見せて心身ともに成長を重ねていった、今の横浜FCそのものだっただろう。

 結果として、自動昇格となる2位までには入れなかったところではあるが、最終節にして遂に4位まで上がってきた横浜FC。しかし、この後は「負けられない戦い」となるJ1昇格プレーオフが待っている。
 横浜FCの戦いは、まだまだ終わらない。最後まで、この試合で得た反省とこれまで積み重ねた自信を胸に秘め、戦い続けよう。ジェフ千葉を三ツ沢で迎え撃ち、いざ国立へ向かおう。その先に目いる景色が何色なのか。それを見届けるまで、戦いは続く。

「東京ヴェルディvs横浜FC」観戦記 ~来た、見た、勝った~

2012 - 11/05 [Mon] - 21:44

ゴールを挙げた田原が満面の笑みで喜びを爆発させる
 個人的には、この試合こそまさに「来た、見た、勝った」と言うべきものだった。何しろ、当初は仕事の関係で見に行けるかどうかも怪しかったのだから。

 前日が個人的にそれこそ「大仕事」であり、この試合のある日曜日は、おそらく後処理とかで仕事があるはずだったものが、急遽その業務の必要が無くなり丸一日予定が空くことに。それでも、連日の仕事による疲労を考慮して、当初は現地観戦を控えようとも思ったが、仮眠を取った後で目が覚め、昼過ぎ位に思い立ったかのように味の素スタジアムへ直行した。やはり、終盤戦で昇格争いの真っ只中にあるチームを応援するために、行かねばならないだろうと。
 そして、結果としてこの試合を現地観戦したのは「正解」だったと言える。自分はこうして現地に行けたが、そんな中でも様々な所用があって現地味スタに行けなかったサポーターも結構いたに違いない。そんな横浜FCサポーターに対して贈る言葉は、かのガイウス・ユリウス・カエザルの故事に因んで「来た、見た、勝った」というところか。

 さて、試合について。
 後に引けないヴェルディの猛攻をどう凌いでいくかが焦点だったが、思ったより「真っ向勝負」に持ち込んで互角の展開を見せたな、という感じであった。何回か、こちらのミスに伴うピンチはあれど、全体的にはヴェルディのチャンスを未然に防ぎ、ペナルティエリア内で勝負させなかった。そういう意味では、こちらの「完勝」と言っていいのかもしれない。
 ただ、ヴェルディにしてみれば、ラストの精度に欠けたところも見られたのは確かであり、それは横浜FCにとっても同様だった。むしろ、ゴール前の攻防においては、横浜FCの方がヴェルディより数多く作り上げ、それだけにカイオや武岡らが惜しい場面を連発したのは、至極残念だったのは間違いないところだったと思う。
前半からチャンスを多々作るがシュートが枠内に収まりきれず。ジャンボ(大久保)のシュートも・・・
 それでも、余程こちらのミスとか突発的な出来事が無ければそう簡単に点は取らせはしないと思いながら、やはり気分的に優位に立つなら、欲しいのは先制点。そこを決めたのは、高地のFKであり、そこに合わせた田原の気迫のヘッドだった。これで、ヴェルディに対し大いに優位に立つ事が出来たのは間違いなかった。

 田原のゴールの後も、決して引かずに隙あらば攻め立てて、ヴェルディに簡単に攻勢を譲らせない。そんな姿勢で戦い抜き、ついにタイムアップ。同時間帯に試合のあった千葉が松本に勝利した事も併せて、ヴェルディにとっては正に青天の霹靂とも言える面持ちだった一方で、まだ自動昇格となる2位へ望みを繋ぎ、そしてプレーオフ進出となる6位以上を確定させた横浜FCにとっては、それこそ「会心の勝利」だったろう。

 勿論、これで全て事が済んだ訳ではない。これでもって満足してはいけない。
 最大の目的である「J1昇格」に向けて、まだ厳しい戦いは続く。今はただ、目の前の試合に全力を注ぎ、その先に来るであろう天命を待つしかない。
 そうしてこそ、真の意味で「来た、見た、勝った」と言えるかもしれない。
歓喜の横浜FCゴール裏。この1勝は確かに大きい。

vs草津戦を終えて

2012 - 10/28 [Sun] - 23:19




雨の中で、見る側もプレイする側も「いろいろと厳しい戦い」であったのは、間違いないと思いました。
決して「押されてる」という訳ではないし、決定的なピンチもそんなに無かったようには見えましたが、雨で濡れてピッチが滑り易かったのかトラップやパス回しに苦労し、ボールロストからカウンターを仕掛けられそうになるなど、そういう面ではハラハラとしたものでしたね。
ただ、草津の攻撃の精度も雑といえば雑。その辺に助けられた感じもありましたね。

で、結果として3点取って快勝。最後のゴールは明らかに「プレゼント」でしたが(苦笑)、粘り強く戦った末の成果だったかな、と。
そんな中で、この試合のMVPは堀之内に。いい時間帯に先制点を挙げたり、守備の面でも巧みなラインコントロールと、他の選手へのフォローなど縦横無尽の働きを見せたのですから、当然でしょうね。

さて、他の上位陣の中で、2位京都が北九州に敗れて、ヴェルディと山形が敗戦した以外は、プレーオフ圏内を争う湘南、大分、千葉が今節勝利し、横浜FCも勝利。何とか、プレーオフ圏内での争いを続けられています。
次節がヴェルディ相手で、ヴェルディは次を落とすとプレーオフ圏内から完全に脱落となるだけに、必死になってかかってくるでしょう。
そういう意味も含めて考えれば、この試合で警告を一人も受けなかったのは非常に大きな意味を持つものかと。ただ、怪我の方では井手口が少々心配ですかね。頭部裂傷といった感じで、脳震盪系でないのは救いですか……

ともかく、この試合を勝てたことで、まだこの後も「夢を見続けられる」のは間違いないだけに、次もしっかり戦い抜いて、J1昇格への筋道を付けたいところですね。
頑張りましょう。

※今回は、明日以降の業務が多忙となることから、観戦記もこのような簡易版としました。ご了承を。

>2012Jリーグディビジョン2
第40節vs.草津
@ニッパツ三ツ沢球技場

●試合終了
横浜FC 3 (1-0) 0 草津

【得点】
42分堀之内聖(横浜FC)
78分カイオ(横浜FC)
88分カイオ(横浜FC)

<入場者数>
●4,899人


「横浜FCvsギラヴァンツ北九州」観戦記 ~「風」を読む難しさ~

2012 - 10/17 [Wed] - 23:02

森本のゴールの後に北九州から立て続けに2点奪われて逆転を許してしまった・・・
 この試合、間違いないと言えるのは、森本のゴールによって横浜FCが待望の先制点を挙げて以降、急速に「風向き」が変わった事だろう。自分は、そう思っている。
 多くの観戦者にとっては、森本が冨士からファウルを受けて得たPKを、カイオが佐藤に止められてからだ、と感じるところだろうとは思う。それはそれで否定しない。だが、自分にとっては、前半の戦いぶりからして、それこそ「風向き」を変えたのは、間違いなく森本のゴールだったと。そう確信する。

 「森本のゴール」の前は、それこそじれったい展開であった。北九州のDFラインの動きが良くも悪くも変幻自在というか「どうしたいのか分からないように見えた」その様は、ある時は右サイドの関が上がりっ放しで3バックかと思えば、時には関だけでなくボランチの竹内までもが下がる5バックのようにも見え、その分横浜FCにとって北九州の守りを崩すのに大いに手ごずっていた感じがありありと見て取れた。
 そうかと思えば、北九州が常盤と端戸も下がり気味にプレイして中盤と挟み撃ちにする格好で、こちらとしてみれば寺田と中里がなかなかゲームを作れず、挙句にカイオが下がって来る事で前線の起点も消えてしまうなど、それこそ「消化不良」というに相応しい状況であった。
 それを突き崩したのは、後半始まってしばらくしての森本のゴール。崩せないならセットプレイをしっかり決める。まさに「理に適ったゴール」であり、横浜FCとしてもこれで膠着状態から抜け出せる。そう思った。
後半に入り、セットプレイから森本が鮮やかなヘディングシュートを決め先制するも・・・

 だが、ここを「ピンチはチャンス」と捉えたか、北九州も動き出す。ここから、渡と林を次々に投入し、攻撃的な姿勢を見せてくる。そんな矢先に北九州のペナルティエリア内でファウルがあり、横浜FCにとってまたとない追加点のチャンスであったが、カイオのPKをGK佐藤がしっかりコースを読んで防ぐと、この試合の風向きは段々と北九州に流れていくことになる。
カイオの渾身のPKを、北九州GK佐藤に阻まれる

 この後は、北九州が中盤でボールを奪ってからのショートカウンターが嵌まり、立て続けにゴールを奪っていくことに。林という「ターゲットマン」を目標にボールを渡し、その後ろから渡と端戸でかき回す展開でもって、北九州が遂に逆転。横浜FCも、逆転されてから何とか巻き返しを図るが、この日は「風向き」を読み切った感じに「敵将」三浦監督が山口監督の十八番を奪うかのような選手交代を前に成す術も無くジ・エンド。何とも言えない、痛恨の逆転負けとなった。

 さて、ここまでいろいろ記しては見たが、それでも自分として森本は決して悪くない。そう断言する。
 こういう書き方をすると「何、森本を悪者扱いする?」という誤解を受けそうだが、そんなつもりは無い。では、PKを外したカイオが悪いのか?これにしても、PKが完全に成功するものだとは決してない訳で、これは止めた佐藤を褒めるべきだ。そして、横浜FCの敗戦について、誰か個人が悪いかといえば、そんな事は無い。逆に言えば、「風向き」を読み切れず北九州に流れを明け渡してしまった我々が、いろんな意味で甘かったということか。

 ただ、「風向き」の変化については、この試合だけの見方ではないと思う。
 前節、アウェイのvs大分戦で勝利した事で、横浜FCが遂にプレーオフ圏となる6位以内に突入した。だが、そこからが本当の意味での勝負、という事なのか。いつもとは違う面持ちで試合に入ってしまった事で、序盤での停滞感と、流れが急変した際に対応できずに相手のペースに持ち込まれてしまった、という事なのか。
 改めて、今の置かれた状況から来る「風向き」の読みの難しさを痛感したものだったと言えるかもしれない。

 それでも、これまで何度となく困難に直面してきたが、それを克服してきたのが今年の横浜FC。この難しい「風向き」にも、何とか流れに乗せようとしてプレーオフ圏内に留まり、あるいはそれ以上を狙って、来季へのJ1昇格をめざそうとしているに違いない。
 そんな場面を期待したい。
さすがにこの試合での敗戦でショック感はあることを窺わせた挨拶であった

勝ちました!(vs徳島戦)

2012 - 09/23 [Sun] - 16:07


内容はともかく(汗)
ただ、この時期は内容より結果。粘り強く戦った証明ですかね。

何とか、上位に食らいつけるよう、頑張って欲しいです。


>2012Jリーグディビジョン2
第35節vs.徳島
@福島県営あづま陸上競技場

●試合終了
横浜FC 1 (1-0) 0 徳島

<得点者>
41分カイオ(横浜FC)

<入場者数>
5,173人

「横浜FCvs松本山雅FC」観戦記 ~監督の妙手ここにあり、か~

2012 - 09/17 [Mon] - 22:10

後半25分に松本に同点に追いつかれて1-1に
 後半開始早々に、松本は鐡戸に変えて渡辺匠を投入してきた。既に、前半のうちに動きの鈍かった1トップの塩沢からチェに交代させて、さらに手を打ってきたのは分かるとしても、そこで投入されたのは渡辺?・・・という感じの受け止め方しかできなかった。1点ビハインドの松本が、この時間帯であえて守備的な選手である渡辺の投入が上手くいくのか?と。しかし、これが松本に劇的な効果をもたらすとは、この時は想像できなかった。
 果たして、渡辺の投入によって松本の中盤が引き締まり横浜にとってのスペースが消されてしまった事で、後半は松本がペースを握ることになったのである。

 試合については、前半は明らかに横浜ペースであった。山口監督曰く「入り方がよかった」とのことだが、松本の態勢が整わない内からスペースを突く感じでチャンスを作っていき、6分にはセットプレイから森本がゴール。カウンター主体で攻めてくるだろう松本相手に先制できた事は非常に大きいと思った。この時点では。
前半6分のセットプレーで森本がゴールを決めたが・・・
 ただ、開始早々でのゴールだった事もあり、松本に慌てる様子は無かったが、それでも横浜ペースで試合は進んだ。前線でのプレスが効いたために、中盤の喜山やユンから前線の塩沢らへなかなかボールが動かない状況となり、そこでまず松本が動く。反町監督にしては随分と早仕掛けか?と思った最初の「一手」は、ボールをキープできなかった塩沢に変えて、チェを投入して積極的に掻きまわす策に出た。ただ、前半のうちは中盤でのボール保持が横浜ペースで進んだために、それほど効果は無かったか。そして、冒頭に挙げた渡辺の投入が「第二手」となる。

 渡辺が中盤の底に位置し、喜山とユンを前へ張り出し、さらに前線でチェがプレスを掛けていったことで、中盤の支配権は松本に移った。それでも、シュナイダーやスンジン、森本らが何とか身体を張って防御に回ることで横浜のゴールマウスは死守されたが、ペースは明らかに松本のものに。それでも何とか凌げれば・・・という思いを打ち砕くかの如く、右サイドに張っていた藤川に代えて木島を投入。さらにオーバーペース気味に圧力を掛けてくる松本は、まさにここが「勝負所」と捉えていたか。ついに、後半25分に木島にゴールを許し、松本の圧力に屈する格好になった。
後半、途中出場の木島にゴールを許してしまう

 渡辺の投入も木島の投入も、一見「?」が浮かんだが、要所に配置していって効力を発揮したその様は、まさに「羽生善治・伝説の5二銀」にも通づるものがあったと言えるかもしれない。これを、それこそ目論見通りとして見ていたとするとなれば、敵将・反町康治はやはり「只者ではない」ということなのか。

 ただただ、反町監督の「妙手」を見させられては、横浜にとって、いや監督・山口素弘としても、長年の経験などを考えれば、その「奥深さ」みたいなものをただただ痛感させられたといっていいかもしれない。
 現に、松本はこの木島のゴールの後にしっかり「ガス欠」したかの如く動きが止まったが、まさに絶妙な采配でゴールを上げるまでペースを持たせたものだった。しかし、横浜はそれより前に足が止まり防戦一方。交代策も、最初に大久保に代え高地を投入することで中盤を安定させようとしたが、それは結局徒労に終わってしまった感じだった。

 しかし、山口監督もただでは転ばなかったというべきか。
 同点に追いつかれて、交代カードを一気に2枚切ってきたが、うち一人は武岡から野崎。これは分かる。しかし、もう一人は寺田から、DF登録の野上へ。これもまた「?」であった。これは、変形3バックで行くのか?と思ったものだったが・・・
 ところが、この野上が予想外の「大健闘」を見せたりするのだから、分からない。中盤の底をしっかり支え、松本のこれ以上の進攻をしっかり食い止める活躍を見せたのだから、面白いというべきか。センターバックという概念が強かった自分としても、これは意外なる「発見」だったが、これも山口監督の「妙手」だったか。

 だが、これも「手遅れ」だったといえば、そうかもしれず、結局このまま1-1のまま終了。
 終わってみれば、「真の勝者」は反町監督だったのか?という思いに打ちひしがれたものだったが、山口監督にもおぼろげながら「妙手」を隠し持てそうな雰囲気を醸し出していたというのは、この試合において少ないながらあった収穫だったのかもしれない、と思うところか。

 今後、これから「総力戦」の様相が濃くなっていく中で、選手達の疲労の色も濃くなっているのは確か。そんな中で、野上がアンカーとして効果を発揮したという「瓢箪から駒」のような発見もあった。堀之内に代わってスタメンだった森本も、結果は残した。
 あとは、山口監督がどのような「妙手」を発揮していくか。正直、この試合では反町監督との「差」を見せつけられた感じだが、負けず嫌いな山口監督の事、今回の結果はしっかり「糧」として、生かしていくことだろうと思う。そう思いたい。
 そうでなければ、この「J1昇格争い」の厳しいレースを生き残れまい。
酷暑の末でのドローで、横浜イレブンの表情は浮かないまま・・・

「横浜FCvs栃木SC」観戦記 ~「幻想殺し」の一撃の果てに~

2012 - 09/03 [Mon] - 23:26

後半12分の栃木のセットプレイで當間にゴールを許し決定的な3点目を与える
 栃木DFの當間にゴールを許したその瞬間こそ、横浜FCサポーターが抱いていた「幻想」が潰えた瞬間だったのか。その幻想は、この試合の趨勢か?それとも、昇格争いへの望みだったか?

 この試合の前は、甲府に上位進出の望みを賭けてぶつかっていったものの、甲府のある意味「割り切ったサッカー」に成す術なく敗れ、改めて「上位との差」を感じたものだった。そして、今回のvs栃木戦。昇格プレーオフ争いに加わるために、共に近接した相手なだけに「負けられない」のは承知だったところ。
 だが、こういうような「重要な試合」となると、これまでもどちらかと言うと得手としていなかったのが横浜FC。そこへ付け込んで、全てを洗い流すかのようなゲリラ豪雨の影響を受けたピッチの上で、あくまでも我を通そうとして上手くいかず、逆にシンプルに「割り切って」サッカーをしてきた栃木に、ここぞという決定機を決められ、気が付けば3点差である。
 こうした、「リアリスティックな相手」となると、横浜FCはとことん脆かったりする。

 ピッチ状態が悪いのは、相手も同条件。それは分かっているのに、それでも「己のサッカー」を貫こうとしてきた。弱くてどうしようもない時期でも、愚直なまでに貫いた「横浜FCのサッカー」を。勿論、時の監督によってスタイルは違うが、その当時の監督のカラーを打ち出そうとしているのは、今も昔も変わらない。それが、良くも悪くも横浜FCのアイデンティティ、いや、レゾンデートルなのか。

 ならば、當間のゴールの5分後に小野瀬のドリブル突破から最後は田原が決めたのも、ある意味「横浜FCらしさ」の象徴だったか。愚直なまでに己のサッカーを貫く。そして、ここぞという時に「諦めが悪い」。それも横浜FCのサッカーの特徴か。
小野瀬のドリブル突破から田原が決めて1点を返すが・・・
 弱い弱いと言われた頃、それはここ最近の調子が上がらない時期もそうだったが、そんな時の横浜FCは、1点取られるとシュンとなって反撃する気力さえ失う事もよくあったものだ。ただ、一度自らのスタイルに自信を持った時の横浜FCは、とことん諦めが悪い。それが、良くも悪くも横浜FCの特徴なんだな、と改めて思う。ある意味、いイメージの「幻想」を追っているかのごとく。

 この敗戦は確かに痛手なのは間違いない。だが、この敗戦から何を見出すのだろうか?
 やはり、ここ最近の横浜FCのチームとしてのビジョンの如く、諦め悪くプレーオフ圏内、いや、あくまでも優勝をめざすのか。

 試合が終わって、選手達が引き上げてくる際の顔色は、決して血の気を失うものでもなく、落ち込んだりもしていない、ただじっと前を見据え、この悔しさを忘れないかのように、切歯扼腕するかのごとく、キッと眼元と口を細めて堪えていた。大丈夫、昇格に向けての「幻想」を、選手達はまだ失っていない。間違いなく。
 ならば、サポーターも、とことん付き合うまで。幻想を現実に出来るか、そのままで終わらすか。選手・フロント・サポーターが一体となって前に突き進んでいったその先に答えがあるのなら、そこまでめざすのみ。

 やってやるしかない。
成す術もない感じにやられてしまった横浜FC。だが、落ち込む暇は無い

またも上位との差を痛感……(vs甲府戦)

2012 - 08/26 [Sun] - 21:07


ダヴィは確かに半端なかった。しかし、そんなダヴィを生かしきった甲府のサッカーに負けた。
そう考えると、やはり悔しい。

後半に入ると、フェルナンジーニョが効いて、山本や保坂ら他の選手の動きも変わった。それにやられた感じ……

また、仕切り直しです。


>2012Jリーグディビジョン2
第31節vs.甲府
@山梨中銀スタジアム

●試合終了
横浜FC 1 (1-0) 2 甲府

<得点者>
28分堀之内聖(横浜FC)
52分ダヴィ(甲府)
73分ダヴィ(甲府)

<入場者数>
11,875人

「横浜FCvs水戸ホーリーホック」観戦記 ~「普段の心構え」でいくことの難しさ~

2012 - 08/23 [Thu] - 22:02

後半に追加点を挙げた高地が満面の笑みを浮かべる
 なかなか「難しい試合」になってしまったのは間違いないところでしょうが、それは水戸の奮闘か、それとも横浜FCの一瞬の“エアポケット”なのか?勿論、単純に原因を一つに絞り切れる訳ではありませんが、様々な要因が絡んでいって、危うく自分達の手で「不利な状況」に陥ってしまいそうな感じだっただけに、とりあえず「勝ってホッとした」というところでしょうか。

 それにしても、こういう時こそ高地の「勝負強さ」というのは一段と輝きを放っているような、そんな気さえしてきます。
 前半終了間際に、10人となってしまった水戸に対して、星原の同点弾を許してしまったあたりは、確かに鈴木隆の巧みなポストプレイによるものもあったでしょうが、あれこそ「一瞬の隙を突かれた」格好であり、流れが水戸に傾きかねない局面だったと思います。ハーフタイムに山口監督が「ネジを締め直せ」と語ったのも、むべなるかなといった感じです。
 だからこそ、後半に入って水戸が守りをしっかり固めて「やりづらい展開」に持ち込まれそうになった場面で、あの高地のゴールは大きな意味を持ったというところでしょう。これで、精神的にも落ち着きを取り戻したのか、逆に攻勢を強めてきた水戸に対して身体を張って守り抜くことも出来たように、気持ちの上でも何とか自信を取り戻せた。そんなターニングポイントが、あの高地のゴールだったと思います。

 この試合では、ここ数試合とはスタメンを入れ替えて臨んだ横浜FC。常日頃、山口監督が「調子いい選手を使っていく」と言っており、どんなメンバー構成でも勝ち切れるようなチーム作りをしてきたのは間違いない筈ですが、気持ちの上ではそう簡単にいく訳でもなく、細かな齟齬もどうしても出てしまいがち。それが積もりに積もったのが、もしかしたら前半終了間際の「あの失点」なのでしたら、それは勿論反省点として踏まえなければなりませんが、心理的な難しさも垣間見えたところだったのかもしれません。

 そして、水戸の攻撃。少しコンタクトが激しくなったところを主審に目を付けられた感じでなのは残念なところですが、積極的なプレスを仕掛けていく様は、開幕戦の時から変わらずで、水戸も素直に「手強い相手」という認識を新たにしたところでしょう。終盤までも脚色を変えることなく押し込み続けた水戸イレブンは、山口監督が試合後のコメントで称賛したように、本当に頑張ったものだと思います。あれこそ「グッドルーザー」というものだったかもしれません。
試合終盤の水戸の猛攻。GK本間もセットプレイ時に攻撃参加

 ともかく、それでも勝ったのは横浜FCな訳で、さすがに試合を通して常に好調という訳にいかず、どうしても内容面で問題を露出してくるのも反省点というところでしょうが、そんな中でも局面での勝負強さを随所に発揮しているのが、今の横浜FCの強さかと。そして、そこには「誰が出ても大丈夫」というところであり、レギュラー確約と言えなくなっている阿部や佐藤が横浜FCの挙げた2得点のそれぞれ起点となっている事や、久々のスタメンとなった井手口や渡邉も自分の役割は果たすなど、このタフな時期に問われる「チームとしての総合力」を発揮できていることこそ、横浜FCが充実期に入った証左なのだろうと思う次第です。

 この試合のあった日は、上位陣の足踏みが続き、首位の甲府とは勝ち点8差、6位の山形とは2差まで詰め寄るなど、まだまだ昇格へのチャンスは残っているどころか、またまた肉薄するところまで来ています。
 そして、ここから先は「現状から突き抜ける力」をいかに発揮できるようにするか。それがなってこそ、6位以内という「プレーオフ圏内」に漸く突入できるものと言えるでしょう。それまで、ひたすら精進です。

 その為にも、選手達には今以上の奮起を期待しながら、我々も鼓舞していくしかないでしょう。頑張っていきたいところです。
ビクトリーステージには、得点を挙げた田原と高地。二人でもっと点を取っていくことを誓った

反撃及ばず(vs京都戦)

2012 - 08/19 [Sun] - 21:19


前半はいいところなく、後半になって武岡のゴールから漸く反攻の態勢とはなりましたが……
そうなると、2点目が余計だったのか、やはり前半がよくなかったのか?ただ、京都のプレスには、最後まで悩まされた感じで、その点では完敗と思ってしまったのも已む無しですかね(汗)

とにかく、70時間後(苦笑)のvs水戸戦で仕切り直しです。
諦めないぞ!


>2012Jリーグディビジョン2
第29節vs.京都
@西京極スタジアム

●試合終了
横浜FC 1 (0-1) 2 京都

<得点者>
10分宮吉拓実(京都)
61分中村充孝(京都)
74分武岡優斗(横浜FC)

<入場者数>
10,464人

「モンテディオ山形vs横浜FC観戦記」 ~この一撃に全てを賭けよ~

2012 - 08/13 [Mon] - 21:13

後半のセットプレイで大久保が値千金の“恩返し弾”を決める
 正直、「あの1点」が非常に重かったですね、どちらにとっても。

 後半10分に得たFKを、堀之内のアシストもあって上手くマークを外した大久保が、高地のクロスに反応してキッチリと決めて先制。それまで押され気味に試合を進めざるを得なかった横浜FCにとっても、このゴールによって点を取りに行かざるを得ない山形の攻撃をいなしながらカウンターで・・・と、少しはやり易くなるのかな?と感じたものでしたが・・・

 甘かったです(汗)。
 山形の攻撃は、前半以上に厚みを増して果敢に攻め立ててきており、そのため何度もピンチを迎えたものでした。
 前半から見てると、新加入のブランキーニョが前線で溜めを作り、そこを起点に後ろから秋葉や永田、時には宮阪も飛び出してくるのが山形の現在の攻撃パターンでしょうか。特に、ブランキーニョがこの時点で存在感を発揮している時点で「末恐ろしさ」を感じたものでしたが、後半には更に凄味を増してきたのですから・・・

 ただ、山形ではブランキーニョが加入していきなりスタメンだったように、横浜FCも新(再?)加入の中島もしっかりと存在感を発揮。左サイドで決定的な場面を作らせなかったように、横浜離脱後の「成長した姿」を見せたものでしたが、そんな中島も山形の攻撃には手を焼いたかもしれません。
 中島だけでなく、スンジンも堀之内も杉山も、そしてシュナイダーも懸命に身体を張って守り通し、抜かれても身体を入れて立ち塞がるなど、最後の最後で山形のゴールを許さず、それこそ「虎の子」の1点を守り切った。言葉にすると生易しい感じもしますが、その中身は本当に濃密なものだったのは、見た者からすれば間違いないものだと思います。
山形の怒涛の攻めを、横浜FCは何とか身体を張って守り通した

 それにしても、試合通じて横浜FCのシュートは3本で、後半だけ見ればそれはまさに、大久保が決めた決勝点のみ。まさに「値千金」のゴールであった訳で、この1点こそこの試合の「明暗」だったというものでしょう。
 ただ、このセットプレイを生かすにしても、今季序盤はなかなかセットプレイも決まらなかったものを、チームの調子が上がるにつれて精度も増していき、ここ何試合かはまさに重要な場面でこのセットプレイをものにしていく「勝負強さ」も見せている。そういう気がしてきます。
 そして、そのセットプレイも、単に誰かに合わすだけでなく、前節では田原を、今回の試合では大久保をフリーにするために周囲の選手が「サポート」していること。この辺の「綿密な作戦」をもって、とにかく点をもぎ取っていくことが勝利に繋げられる。そういう周到さをもって、試合に臨んでいるかのような、そして勝利に結び付けようとしているのかな、と感じたものです。

 今後、これまで横浜FCが得意にしてきたパスサッカーも段々と研究され、なかなか思うどおりのサッカーが出来なくなってきているように、対処としてはここ2戦のように「いかにセットプレイを決めるか」にも掛かってきているような、そんな感じもしてきます。まさに、この一撃に全てを賭けよ!というが如く。
 とにかく、サッカーは如何に点を取り、そして相手に点を与えないか。見てる者としてとかく心臓に悪い試合であれど、目的を果たした末にはきっと満足のいく結果が伴う。そう信じて、これからの戦いに臨んでいきたいと思います。
苦しい試合を制して大いに喜びを分かち合う横浜FCイレブンとサポーター

「横浜FCvs湘南ベルマーレ」観戦記 ~着々と進む「後半勝負」への布石~

2012 - 08/06 [Mon] - 23:08

CKから、田原が値千金の豪快なゴール!
 前半をしっかりと守り切り、後半にゴールを奪って逃げ切る。そうした「狙い」通りに事が運んだこの試合でしたが、見てる方は結構ハラハラした思いでした。それだけに、「神奈川ダービー」という舞台設定も合わせて、この勝利を一際噛みしめて味わい、その余韻に長く浸りたい気にさせたものだったかもしれません。

 はたして、これまで山口監督が口にする「後半勝負」を、この試合で狙い済ましていたかどうか。それは、監督の胸中にあるものであって深くは探れないものですが、それを成し遂げられる精神面での成長があってこそでしょう。
 この試合、ターンオーバーなのか、今後に向けての試行なのかは定かではないですが、これまでスタメンを張り続けた大久保と阿部を下げ、阿部の代わりに中野、ツートップは難波と田原で臨んでいました。
 この狙いが、難波の起用で湘南の3バックの裏を突くこと、中野を配置する事でサイドからの攻撃を「止める」ことが意図としてあったのかもしれませんが、いきなりのこのメンバーで試合に臨むのは不慣れなところもあったらしく、立ち上がりをしっかり湘南に「狙われ」てしまう羽目に。ただ、湘南の「ラストプレイ」の精度に欠けたことで落ち着きを取り戻し、湘南の攻撃を水際で食い止めて焦らすところまで持って行けたことが、後半への布石となったところでしょうか。
湘南の猛攻を何とか凌ぐ横浜FCイレブン

 ただ、立ち上がりで湘南に付け入れられて、横浜FCとしてもなかなか思うように行かない展開だったのは事実かと思われたところで、寺田を投入して田原の1トップから組み立てる形に持ち込むと、それがものの見事に的中。寺田をボランチの位置に配して中盤でしっかりと機転を作ることもでき、徐々にペースを取り戻すと、今度は中野から阿部に交代して更に推進力を付けていくことに。そんな流れの中でえたセットプレイから、田原が豪快なヘッドで先制点をゲット!これが、湘南にとって何かと「重い1点」となったのは間違いないでしょう。
先制点を挙げた田原を囲んで喜びあう横浜FCの選手達

 湘南も、後半から鎌田や菊池を投入するなどして打開策をはかりましたが、攻め方に緩急が付いたものとはいえず、ある意味「ワンペース」に終始した感じだった事が、横浜FCにとってもありがたかったかもしれません。
 それでも、最後に野崎から大久保に交代させることで、前線からのチェイスとセットプレイでのハイボール対策をも図るという、念の入れよう。これが功を奏したか、最後までしっかり守り切って、この試合を制する事ができた。そんな感じです。

 先月あたりから、何か前半を「捨てて」いるとはいえないまでも、あえて「やり方」を変えて臨んでいる感じが見て取れますが、先日のvs鳥取戦では初っ端から4-3-2-1システムでのスタート。そして今回は、先に述べたような選手起用。これは、ここに来て若干感じつつある「停滞感」からくる硬直化を避けるための刺激策か、あるいは今後続く上位陣との対戦を前に「やれるべき事はやっておく」という意識からか、ともかく先々に向けていろいろと伏線を張るというか「布石を打ってる」ようにも見える。そんな感じがしてなりません。

 そして、今回のような「大事な試合」でも、大胆に打って出てしっかりと勝利をもぎ取るその様は、山口監督の確かな手腕と洞察力、そして期待に応える選手達の心身双方での成長から来るものなのは、間違いないところでしょう。
 今後の事を考えると、上位と差を詰めるためには勝利を重ねていきたいところではあるものの、上位混戦の中での「消耗戦」の行く末に、今打ってきている「布石」が実ったその時こそ、J1昇格という「目標」が達せられる時だと信じたい。その為にも、どんな相手であろうと、どのような状況だろうと怯まず戦い抜けるよう、選手達を鼓舞していければ、という所存です。
会心の勝利に選手達も笑顔に溢れたもの
インタビューのため遅れてやってきた田原も意気揚々とハイタッチ

見所少なきスコアレスドロー(vs富山戦)

2012 - 07/29 [Sun] - 20:16


気候のせいもあるでしょうけど、両チームとも積極性と精度に欠けた試合だったかな、と。
スコアレスドローとなるのは、やむ無い事だったかもしれません。

今後は、天候も含めて更に厳しい展開が待ち受けている事でしょう。
チームとして、ここが踏ん張りどころかもしれません。

頑張りましょう。


>2012Jリーグディビジョン2
第26節vs.富山
@富山県総合運動公園陸上競技場

●試合終了
横浜FC 0 (0-0) 0 富山


<入場者数>
4,177人

「横浜FCvsガイナーレ鳥取」観戦記 ~しなやかに、したたかに~

2012 - 07/25 [Wed] - 21:10

ダメ押しゴールを決めた野崎に、アシストを決めた田原が祝福。
 前節でのvs千葉戦での敗戦から得た糧の一つは、まずは「したたかに勝つ」というところでしょうか。

 この試合は、全体的に鳥取の攻勢で試合が進められながら、要所で横浜FCがゴールを決めていったことで勝ち切ることができた、という感じでした。しかも、3-1のスコアの中で横浜FCが挙げた3ゴールは、どれも効果的なものだったという他ありません。
 まず、鳥取ペースで進む中で高地が直接FKを叩き込んで鳥取に傾いていた流れを止め、鳥取のオフサイドの「隙」をついてのカウンターから阿部がゴールを決めて突き放し、1点返された後の野崎のダメ押しゴールで鳥取イレブンの心をへし折ったと。そんな感じでしたね。

 しかしながら、序盤をいつもと違うシステムで臨んでの戸惑いもあってか、鳥取の攻勢に掛けられ通しの中でも堀之内とスンジンを軸にしてのDFラインが巧みにラインコントロールして鳥取の攻撃を受け流した様は、したたかに点を取っていく一方で「しなやかに」相手の攻撃を受け流しているかのようにも見えたものでした。鳥取の新戦力である久保が起点となって厚みのある攻撃を繰り出してきて、その対応に苦慮すると今度はオフサイドトラップを仕掛けて久保を含めて「飛び出し」を無力化させることに成功。この「しなやかな」ディフェンスも、2点目となった阿部のゴールに繋がる伏線になったという感じでしょうか。

 そして、阿部のゴールに繋がる一連の流れは、まさに鳥取としてみれば痛恨であり、横浜FCとしてみればそれこそ「テヘペロ」ではないが「笑いが止まらない」という位に見事に嵌まったものだったと思います。この辺も、しなやかな対応から流れをしっかりと見切った、シュナイダーや杉山らの「したたかさ」が十分に発揮されたもので、こういう仕掛けもできるのが、今の横浜FCの有り様だという事なのでしょう。
2点目のゴールを挙げた阿部にベンチから手荒い祝福

 さすがに鳥取も、久保がゴールを決めて1点を返してきましたが、その後で田原と野崎でダメ押しとなる3点目をしっかりと決め、鳥取の追撃態勢の機運を削ぎ落したところで勝負あり、という感じでした。
 苦しい展開の中でも、しっかりと結果を残せることが今の横浜FCの強さでしょうが、前節で突き付けられた課題に対しての「答えの一つ」として出したのが、「したたかに」点を奪う事と、「しなやかに」守り切る事なのでしょう。
 もちろん、これで万全という訳ではなく、今後に向けてあらゆる策を打ち出しながらも更なる熟成を進めて行く構えを見せているのが、サポーター目線から見ても容易に分かってきているのが、ある意味心強く思えます。序盤での若干のもたつきがシステム変更によるものだとすれば、今後の試合の中でもしっかりと修正していくよう、「しなやかに、したたかに」臨んでいける事だろうと思います。

 ただ、今回の相手である鳥取がJFLへの降格を避けようと補強を行なった事で「手応え」を掴んだように、下位に低迷するクラブとて手をこまねいている訳ではなく、チーム強化をはかるなど周辺環境は厳しくなってくる事でしょう。ましてや、上位クラブについては言わずもがな。
 そんな中で、横浜FCが「クラブとしても」どう臨んでいくのか。選手達だけでなく、クラブ総体としても今後を如何に「しなやかに、したたかに」戦っていくか。クラブとしてのビジョンが問われそうです。
1ヶ月半ぶりのビクトリーステージに呼ばれたのは高地と阿部。

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